ネギ農家必見！猛威を振るうシロイチモジヨトウ、過去最多発生で緊急警報発令！

令和7年8月13日、農林水産部農林総合研究センターは、ネギの重要害虫であるシロイチモジヨトウの大量発生を受け、「病害虫発生予察注意報」を発表しました。

7月のフェロモントラップ調査では、シロイチモジヨトウの捕獲数が平年の3倍以上、過去9年間で最多を記録しました。 高温が続くことが予想されるため、被害拡大が懸念されています。

シロイチモジヨトウは体長約30mmの幼虫がネギの内部を食害するため、防除が困難です。幼虫の体色は淡緑色から暗褐色まで個体差があり、年に5回程度発生します。産卵数も多く、薬剤抵抗性も発達するため、早期発見と迅速な対応が求められます。

主な防除対策としては、卵塊や若齢幼虫の早期発見と除去、そして若齢幼虫への薬剤散布が有効です。老齢幼虫になると薬剤の効果が低下するため、こまめな圃場観察が重要です。

詳細な防除対策は、令和7年8月13日付けの「令和7年度病害虫発生予察注意報第3号」（PDF）を参照ください。ネギ栽培に携わる生産者は、注意報の内容を熟読し、被害拡大防止に向けた対策を徹底しましょう。 関係機関への問い合わせは、農林水産部農林総合研究センター病害虫防除課（043-291-0151）まで。