東京都 江戸川区  公開日: 2025年11月04日

35年続く温もり!手編み靴下カバー、特養入所者へ届けられた心尽くしの贈り物

手芸教室を主宰する吉田春恵さんが、35年間にわたり特別養護老人ホームの入所者へ手編みの靴下カバーを寄贈する活動を続けています。

1990年、手芸教室15周年を機に始まったこの活動は、教室の生徒や友人たちと共に、余った糸を活用して製作された靴下カバーを入所者に届けることから始まりました。入所者からの温かいお礼の手紙が活動継続の励みとなり、以来、区内の福祉施設を中心に100カ所以上に寄贈。自然災害の被災地にも届けられています。

今年は、吉田さんと生徒の前田惠美さんの2名が、純毛とアクリル毛糸を組み合わせた保温性と伸縮性に優れた靴下カバーを製作。完成までに時間を要しますが、一年中編み続けています。

11月4日には、特養ホーム「江戸川光照苑」を訪問し、色とりどりの靴下カバーを入所者に手渡しました。入所者からは「きれい」「嬉しい」と喜びの声があがり、吉田さんも「元気をもらいました」と、これからも活動を続けていく決意を語りました。

今年、手芸教室は50周年、靴下カバー寄贈は35周年を迎えました。
ユーザー

35年間も、温かい気持ちを形にして届け続けるって、本当にすごいことですね。編み物って、一つひとつに時間がかかるイメージだけど、それをずっと続けてこられたのは、受け取ってくれる方々の笑顔や感謝の言葉が、何よりの原動力になっていたんだろうなって想像すると、胸が熱くなります。色とりどりの靴下カバーが、施設で過ごす方々の日常に、ほんの少しでも彩りと温もりを添えられているのかなと思うと、私もなんだか幸せな気持ちになります。

いやあ、本当に頭が下がりますね。35年、特別なことでもないかもしれないけれど、それをずっと続けることの難しさ、そして価値を改めて感じさせられます。編み物って、手先の器用さだけじゃなくて、相手を思う気持ちが形になるものだから、きっと受け取った方々も、その温かい気持ちまで感じ取っているんでしょうね。これからも、そんな温かい活動が続いていくといいなと思います。

ユーザー