【農家必見】夏の渇水で圃場に亀裂？来春の被害を防ぐ簡単対策

今夏の渇水で圃場に亀裂が生じた場合、放置すると来春の用水通水時に畦畔崩落や用水不足を招く恐れがあります。

亀裂に水が浸入すると、畦畔崩落の原因となるほか、田植え後の水持ちが悪くなり、地温の上昇を妨げ初期成育を遅らせます。また、肥料成分が流出しやすくなる影響も懸念されます。

対策としては、トラクターによる漏水対策が有効です。秋耕後、排水口を閉じて雨水を保持し、丁寧な代掻きを2回以上行います。亀裂が大きい場合は、トラクターで複数回走行し、タイヤで土を鎮圧してください。

さらに、ベントナイトによる対策も有効です。亀裂の入った畦畔際1メートル間に対してベントナイトを投入し、作土とよく混ざるようにロータリーで耕起します。