甲府市総合計画：市民の声を反映した未来都市像の輪郭が見えてきた！令和7年度第3回審議会詳報

令和7年7月15日、甲府市役所にて、令和7年度第3回甲府市総合計画審議会が開催されました。27名の委員が出席し、第七次甲府市総合計画における都市像（案）及び基本目標（案）について活発な議論が交わされました。

主な論点としては、都市像や基本目標の表現に関する修正要望が多く寄せられました。「全ての人」を包含する表現の改善、「ひと」の漢字・ひらがなの使い分けの統一、「これからのまちづくりの方向性」の具体化、経済振興の記述の充実などが求められました。

また、地域住民の意見を計画に反映させる方法についても議論されました。31地区の自治会の独自性を尊重したまちづくり、地域住民との懇談会などを計画に組み込む提案が出され、事務局は施策レベルでの対応を検討すると回答しました。

さらに、基本目標の順番や構成についても意見が出されました。「ひと」「まち」「魅力」の循環図の改善、基本目標の優先順位の見直し、安全・安心、雇用確保といったキーワードの明確化などが提案されました。

委員からは、市民参画の促進、県都・中核市としての役割の明確化、地域資源の磨き上げと経済振興の両立、持続可能な地域社会の実現に向けた広域連携の強化なども求められました。

これらの意見を踏まえ、事務局は計画案の修正を行い、次回審議会で改めて審議する予定です。市民の意見を反映した、より魅力的で具体的な甲府市の未来像が描かれることが期待されます。