熊本県 南関町  公開日: 2025年10月28日

時を超え、今も息づく!国指定文化財「小代焼窯跡群」の秘密に迫る

熊本県指定文化財である小代焼窯跡群には、自然の傾斜地を利用した「瓶焼窯跡」と「瀬上窯跡」の二つの連房式登り窯がそのままの形で保存されています。

小代焼は江戸時代初期、1632年に肥後に入国した細川忠利公とともに移り住んだ陶工によって始められました。発祥の地とされる「瓶焼窯」は、1644年頃に御用焼物師が拝領されたと考えられています。現在残る窯は1769年に築造され、当時の様相を留めています。

一方、「瀬上窯」は、小代焼の振興を図るため1836年に築窯された殖産窯です。多数の陶工が雇われ大量生産が行われ、幕末まで小代焼が最も盛んに作られた時代を支えました。

特に「瀬上窯跡」は、窯だけでなく陶土の水漉し場やろくろ場跡といった作業場跡も確認できる全国的にも珍しい遺跡であり、近世窯業史において貴重な存在です。
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小代焼の歴史って、想像以上に奥深いんですね。自然の地形を活かした登り窯の形も、当時の職人さんたちの知恵が詰まっているようで、なんだかロマンを感じます。特に瓶焼窯跡が御用焼物師に拝領されたという話や、瀬上窯跡で作業場跡まで確認できるというのは、当時の暮らしぶりまで垣間見えるようで、すごく興味深いです。

おお、そうですよね。瓶焼窯跡の歴史や、瀬上窯跡の作業場跡まで残っているっていうのは、確かにただの窯跡っていうだけじゃない、当時の人たちの息遣いみたいなものが感じられて、なんだか特別な場所なんだなと改めて思いました。歴史の授業で習ったようなこととはまた違った、生きた歴史に触れられるような感覚かもしれませんね。

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