安心安全な宿泊施設選びの目安！高知市の防火対象物表示制度とは？

高知市では、平成26年4月から「防火対象物に係る表示制度」を実施しています。これは、ホテルや旅館などの火災被害防止を目的とした制度で、消防法令や建築基準法令に定められた基準を満たす施設に、消防機関が「表示マーク」を交付するものです。

表示マークは、審査結果に基づき「金」（3年間有効）と「銀」（1年間有効）の2種類があり、建物に掲出されます。マークの有無は、宿泊施設を選ぶ際の安全性の目安となります。

対象となるのは、地階を除く階数が3階以上で、収容人員が30名以上のホテル・旅館などです。対象外施設であっても、「表示制度対象外施設申請書」を提出することで、消防機関からの通知書を受け取ることができます。

この制度は、福山市で発生したホテル火災を教訓に、事業者の自発的な防火体制の確立と、利用者にとって安全な宿泊施設選びを支援することを目的としています。 高知市で宿泊施設を利用する際は、表示マークを確認し、安全性を確認することをお勧めします。 詳細な情報や申請方法については、高知市消防局予防課（088-871-7504）までお問い合わせください。