夏の山でクマに遭遇しないための完全ガイド！安全に自然を楽しむための対策と対処法

夏はツキノワグマが人里に近づく危険な季節です。食べ物が少なくなるため、特に夏の終わりは人里への出没が増加します。また、6～8月は交尾期でオスの行動範囲が広がり、1～2歳の子グマは親離れして警戒心も薄いため、人里に現れる可能性が高まります。

クマと遭遇しないためには、朝夕の行動を避け、周囲を注意深く確認することが重要です。山菜採りなどでは、渓流沿いなどクマも気づきにくい場所には特に注意が必要です。クマの足跡や糞を見つけたら、決して近づかず引き返しましょう。笛や鈴などを携帯し、自分の存在をクマに知らせることも効果的です（ただし、過信は禁物です）。

万が一、クマと遭遇した場合の対処法も知っておきましょう。距離が離れていれば静かに立ち去り、比較的近い場合は、ゆっくり後退しながら存在を知らせます。20m以内では刺激せず、落ち着いて後退することが大切です。クマが突進してきた場合は、威嚇なら落ち着いて後退し、本当の攻撃ならクマ撃退スプレーを使用、もしくはうつ伏せになって防御しましょう。

安全な山行のため、これらの情報を活用し、クマとの共存を心がけましょう。