南海トラフ地震に備えろ！三重県尾鷲地方部のリアルな防災訓練

三重県尾鷲地方災害対策部は、令和7年8月19日（予備日：22日）、県尾鷲庁舎で南海トラフ地震発生直後の対応訓練を実施します。これは、県尾鷲庁舎全事務所が参加する初の総合訓練です。

訓練は、まず地震発生直後の庁舎内での初動対応訓練からスタート。その後、尾鷲地方部総合図上訓練として、災害情報の収集・分析、関係機関との連携をロールプレイング形式で行います。 訓練内容は事前に開示されないブラインド型を採用し、リアルな状況を想定した訓練となります。

訓練には、尾鷲市、紀北町、消防本部、警察署、海上保安部、病院など、多くの関係機関が協力します。訓練は午前9時から午後2時まで行われ、昼休憩を挟みます。訓練中は庁舎内放送を使用するため、ご理解とご協力が求められます。

訓練は、県内に震度5弱以上の地震を観測した場合、南海トラフ地震に関する臨時情報が発表された場合、その他訓練中止が適当と判断された場合に中止・延期されます。庁舎各事務所は、訓練と並行して通常業務も行います。 この大規模訓練は、南海トラフ地震への備えを強化する上で重要な一歩となるでしょう。