急増する百日咳！あなたと家族を守るための最新情報と予防策

2025年に入り、全国で百日咳の患者数が急増しています。宇都宮市でも例年とは比べ物にならないほどの患者数となっており、深刻な状況です。2025年1～31週の全国の報告数は60,826人、宇都宮市でも319人と、過去と比較して圧倒的な増加を見せています。

百日咳は百日咳菌による感染症で、咳やくしゃみ、接触などによって感染します。症状は大きく3つの時期に分けられ、初期は風邪のような症状から始まり、次第に特徴的な激しい咳（痙咳）へと移行します。特に乳幼児は重症化しやすく、肺炎や脳症などの合併症にも注意が必要です。回復には約2～3か月かかります。

効果的な予防策は、予防接種です。生後2か月になったら、5種混合ワクチンを接種しましょう。また、手洗い、咳エチケットなどの感染対策も重要です。咳が激しい場合は、医療機関を受診し、必要に応じて抗菌薬による治療や対症療法を受けましょう。

最新の感染状況を把握し、予防接種や感染対策を徹底することで、あなたとご家族の健康を守りましょう。 詳細な情報や相談は、宇都宮市保健所保健予防課感染症予防グループ（028-626-1115）までお問い合わせください。