【健康寿命を延ばす！】フレイル予防で「元気」をキープ！食事・運動・交流の秘訣

フレイルは、加齢による心身の衰えや社会とのつながりの弱まりで、健康と要介護の中間にあたる状態です。しかし、早期に気づき、適切な予防を行えば健康な状態への回復が期待できます。

フレイル予防の3本柱は「栄養」「運動活動」「社会参加」です。

「栄養」では、低栄養による「やせ」を防ぐため、BMI18.5未満を避け、筋肉維持に必要なタンパク質（男性60g、女性50g目安）を毎食意識して摂りましょう。主食・主菜・副菜を揃え、「さあにぎやか（に）いただく」を参考に1日7食品を目指しましょう。野菜や果物を多く摂り、間食も活用してエネルギーを補給。脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給も大切です。また、「オーラルフレイル」（口の衰え）を防ぐため、定期的な歯科受診も重要です。

「運動活動」では、つまずきや歩行速度低下は筋力低下のサインです。特に足腰の筋肉を鍛えることが転倒予防につながります。「サルコペニア」（筋肉量低下）の危険度が高い場合は注意が必要です。自宅でできる足の横上げ、かかと上げ、簡単なスクワットなどを取り入れましょう。

「社会参加」では、人との関わりが心身の維持・向上につながります。外出や、地域の茶の間・高齢者サロンなどを活用し、交流を深めましょう。