三重県 伊勢市  公開日: 2025年10月15日

【専門医が解説】マダニ感染症の恐怖と対策!「日本紅斑熱」「SFTS」から身を守る方法

市立伊勢総合病院の谷崎医師が、マダニが媒介する「日本紅斑熱」と「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について解説します。

マダニは4月から10月にかけて活発になり、山間部や草むらで活動する際に噛まれるリスクがあります。噛まれてもすぐに吸血するとは限らず、体に付着してから時間が経ってから吸血することもあります。

万が一噛まれた場合は、自分で無理に引き抜かず、医療機関に相談しましょう。抗菌薬の予防内服は通常不要ですが、噛まれて1週間前後で発熱や倦怠感などの症状が出た場合は受診が必要です。

日本紅斑熱は発疹が特徴ですが、SFTSは下痢などの消化器症状が多く、現時点では有効な治療法が確立していません。そのため、予防が非常に重要です。

マダニに噛まれないためには、草むらなどでは長袖・長ズボンを着用し、ディートまたはイカリジン成分配合のダニ除けスプレーを使用しましょう。

健康に関する質問も募集中です。
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マダニって、思ってたよりずっと身近な存在なんですね。特にこれからの季節、山歩きやアウトドアが楽しくなる時期だからこそ、しっかり知識を身につけておかないと。日本紅斑熱とSFTS、症状も違うみたいだし、万が一刺された時の対処法もしっかり覚えておきたいです。予防策も、服の色やスプレーの活用など、できることから実践していきたいですね。

そうなんですよね。私も子供の頃、山で遊んでてマダニに刺された経験があって、当時はそれほど気にしていなかったんですけど、こうやって詳しく解説を聞くと、改めて注意しないといけないなって思います。特にSFTSは治療法がないっていうのが怖いですよね。長袖・長ズボンにダニ除けスプレー、これはもう必須の対策ですね。健康に関する情報、これからも期待しています。

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