長崎県 南島原市  公開日: 2025年10月15日

34年目の誓い、普賢岳噴火の記憶を未来へ:大野木場小学校メモリアルデー2025

雲仙普賢岳噴火災害で焼失した大野木場小学校。あれから34年。
「大野木場メモリアルデー2025」が開催され、5年生が当時の避難生活経験者へのインタビューや砂防管理センター訪問を通して学んだ噴火災害について発表しました。

仮設校舎時代に同校に勤務していた松崎和之さんは、「命の尊さ、人の温かさ、当たり前の日常への感謝、そしてふるさとや自然を大切に共に生きてほしい」と児童たちに語りかけました。

児童代表の兼田莉桜さん(6年生)は、「当時の様子を改めて学ぶことができた。ふるさとを大切にし、自然と共に生きていくために自分に何ができるか考えたい」と決意を表明。

最後に、全校児童で旧校舎運動場のイチョウの木をモチーフにした楽曲「生きていたんだね」を合唱し、噴火災害の記憶を未来へ語り継ぐことを誓いました。

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34年という月日を経て、当時の記憶がこうして未来へ受け継がれていくのですね。子どもたちの真剣な眼差しに、命の尊さや日常のありがたさを改めて感じました。自然の力強さと共に、私たち自身も未来を大切にしていきたいという思いを強くしました。

そうですね。当時の大変さを直接知らない世代が、こうして学び、感じてくれるというのは本当に素晴らしいことです。子どもたちが、ふるさとや自然を大切に、そして何より健やかに生きていってくれることを願うばかりです。歌声もきっと、その思いを乗せて響いたんでしょうね。

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