青森県、自然と再生可能エネルギー共生の未来へ ～新条例で持続可能な導入を推進～

青森県は、豊かな自然環境と地域文化を未来世代へ継承するため、「青森県自然・地域と再生可能エネルギーとの共生に関する条例」を令和7年7月1日に施行しました。

この条例は、再生可能エネルギー導入の拡大に伴う課題に対応し、自然や地域との共生を図ることを目的としています。

主な制度は「ゾーニング」と「合意形成プロセス」の組み合わせです。県内を「保護地域」「保全地域」「調整地域」に区分し、保護・保全すべき地域での開発を原則制限します。

また、事業者には地域住民との意見交換会や説明会などを義務付け、対話を通じた合意形成を促進します。

これにより、環境保全を前提としながら、再生可能エネルギーの円滑かつ持続可能な導入を目指します。

条例対象事業は、太陽光2,000kW以上、風力500kW以上です。（一部例外あり）

条例施行と併せて、地域への望ましい再生可能エネルギー導入を後押しする「青森県再生可能エネルギー共生税条例」も制定されています。