長野県 飯田市  公開日: 2025年10月14日

【飯田歴研賞】地域に息づく歴史を紐解く!和傘、校歌、満州移民…珠玉の受賞作品たち

飯田市歴史研究所が主催する飯田歴研賞の2024年度および2025年度の受賞作品が発表されました。

2025年度は、喬木村の伝統産業である阿島傘の歴史と文化を、豊富な図版と共に平易な言葉で解説した小林旅人さんの『和傘ってどんなもの? 阿島の和傘篇』が著作賞を受賞。また、三穂小学校の校歌の歴史を史料に基づき再検証し、学校と地域との関係性を浮き彫りにした林優一郎さんの「三穂小学校校歌に関する考察」が論文賞に選ばれました。奨励賞は、祖父の日記を翻刻し、満州移民へと繋がる時代背景を研究した青島重行さんの『青島秋夫日記と満洲移民―シベリアに眠る祖父へ―』が受賞しました。

2024年度は、大正デモクラシー期における地域民衆の自己教育運動を長年の研究成果としてまとめた山野晴雄さんの『大正デモクラシーと地域民衆の自己教育運動―自由大学運動の研究―』が著作賞を受賞。奨励賞には、祖父の漢詩から満州開拓の日々を辿り、戦争の時代を捉えようとした土井麦穂さんの『夕陽に對す 祖父の漢詩ににみる満州開拓の日々』が選ばれました。
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飯田歴研賞、今年の受賞作品、どれも興味深いですね。特に阿島傘の解説本は、伝統文化を身近に感じさせてくれそうで気になります。校歌の歴史を掘り下げるっていうのも、地域との繋がりを再発見できて素敵だなって思いました。

こんにちは。おっしゃる通り、どの作品もそれぞれの視点で地域の歴史を深く掘り下げていて、感心させられますね。阿島傘の本、確かに手に取って読んでみたくなるような魅力がありそうです。校歌の歴史って、普段あまり意識しないですけど、地域の人たちにとっては大切なルーツになっているんでしょうね。

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