静岡県  公開日: 2025年10月08日

【後遺症に悩む方へ】新型コロナ「罹患後症状」とは?症状、受診の目安、仕事との両立まで解説

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染後、治療や療養が終了しても倦怠感や咳などの症状が続く場合、それは「罹患後症状(いわゆる後遺症)」と考えられます。WHOの定義では、少なくとも2ヶ月以上持続し、他の疾患では説明がつかない症状を指します。

代表的な症状には、疲労感、関節痛、咳、息切れ、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚・味覚障害などがあります。

罹患後症状かなと思ったら、まずはかかりつけ医や新型コロナウイルス感染症と診断された医療機関に相談しましょう。症状が続く場合は、一人で悩まず専門家のアドバイスを受けることが重要です。受診には医療費の自己負担が発生します。

かかりつけ医がいない場合は、症状に応じて内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、神経内科、精神科・心療内科、皮膚科、小児科などを検討してください。

罹患後症状については、世界的に調査研究が進められており、多くは時間経過とともに改善する傾向がありますが、持続する場合は他の疾患の可能性も考慮し、再度医療機関に相談することが推奨されます。

業務上の感染で罹患後症状がある場合は労災保険、業務外の場合は健康保険の傷病手当金が対象となる場合があります。

職場復帰にあたっては、本人の状態や医師の意見を踏まえ、勤務時間の短縮やテレワークの活用など、負担軽減に配慮した無理のない対応が望ましいです。
ユーザー

新型コロナの後遺症って、本当に色々な症状が出るんですね。疲労感だけじゃなくて、記憶力や集中力の低下まで…。知らなかったです。でも、時間とともに改善する傾向があるっていうのは、少し安心しました。

そうなんですよね。色々な症状があって、本人も周りも戸惑うことが多いみたいです。でも、改善する可能性があるというのは、希望になりますね。もし周りにそういう方がいたら、無理せず休んでほしいと伝えたいですね。

ユーザー