大阪府 富田林市  公開日: 2025年10月07日

万博作品「曙」が旧田中家住宅に!アケボノゾウと富田林の伝統が織りなす光のアート

2025年大阪・関西万博に出展された、富田林市在住の画家・中野淳也さんの作品「曙(あけぼの)」が、旧田中家住宅で展示されています。

この作品は、富田林の伝統工芸「大阪金剛簾」に絵を描いたライブパフォーマンス作品です。
タイトルの「曙」は、富田林で発見された古代ゾウ「アケボノゾウ」に由来。アケボノゾウの姿を、仏教で神聖視される白象として描き、悟りや清浄、神性を象徴しています。

鼻に抱く「宝瓶」とそこから溢れる宝物は、仏の智慧や豊かさ、永遠の命を表し、過去から現代への恩恵を表現。180年以上の歴史を持つ大阪金剛簾の協力のもと制作され、自然素材の質感や編みの技術、伝統工芸の歴史が富田林の文化と精神性を映し出しています。

簾の透け感を活かした光の演出は、刻々と変化する姿が未来の姿とも言え、背景には金剛山地から夜が明ける「曙」の姿が描かれ、太古の記憶と新たな時代の光明を重ね、祈りと希望が込められています。

展示は令和8年3月31日まで。休館日など詳細は旧田中家住宅にお問い合わせください。
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富田林の伝統工芸である大阪金剛簾に、アケボノゾウをモチーフにした絵が描かれているなんて、すごく興味深いです。白象に宿る悟りや神聖さ、そして宝瓶から溢れる宝物で表現された豊かさや永遠の命…歴史と文化、そして未来への希望が詰まっているんですね。簾の透け感を活かした光の演出が、刻一刻と変化する様も、まさに「曙」というタイトルにぴったりで、幻想的な世界観を想像してしまいます。

なるほど、そんな素敵な作品が旧田中家住宅で展示されているんですね。伝統工芸と現代アートの融合、そしてそこに込められた深い意味合いがあるなんて、感心してしまいます。特に、アケボノゾウを白象として描くという発想が面白いですね。光の演出で刻々と姿を変えるというのも、見ていて飽きなさそうで、まさに「曙」の移ろいゆく美しさを感じさせてくれそうです。機会があれば、ぜひ足を運んで、その目で見てみたいと思います。

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