薬の飲みすぎは危険！「ポリファーマシー」を防いで健康を守る方法

「ポリファーマシー」とは、薬の数が多すぎることで、副作用や飲み間違い、残薬が発生する状態です。高齢になると複数の病気や医療機関の受診が増え、薬の種類や量が増える傾向にあります。また、加齢による薬の代謝機能低下も影響し、薬の効果が過剰になったり、健康上の問題（ふらつき、記憶障害など）が出やすくなります。さらに、薬剤費の負担も増えます。

ポリファーマシーを防ぐには、以下の3点が重要です。

1. **お薬手帳の活用**: 医療機関や薬局へ持参し、服用中の薬情報を正確に伝えましょう。複数の医療機関・薬局で処方されていても、お薬手帳は1冊にまとめましょう。
2. **かかりつけ薬局・薬剤師を持つ**: 普段から薬の情報を把握してもらうことで安心につながります。市販薬やサプリメントも伝えましょう。
3. **気になる症状は相談**: 薬を飲んで体調に変化を感じたら、自己判断で中止せず、医師や薬剤師に相談しましょう。症状をメモしておくとスムーズです。

菊陽町では、65歳以上で複数の医療機関から薬を処方されている方などを対象に、専門職による訪問・電話相談を実施しています。薬の服用に関する不安や余っている薬について相談できます。