【衝撃】中古EV、意外な実力！岸和田市の実証実験で判明した「電欠」と「バッテリー」の真実

日本のEV普及は課題を抱える一方、中古EV（リユースEV）の価値はまだ認知されていません。

岸和田市と住友三井オートサービス株式会社は、リユースEV3台を公用車として運用し、実証実験を行いました。

その結果、市職員からはEVの走行性能（加速性、安定性、静粛性など）は高く評価されました。しかし、クレジットカード払いができない自治体の事情から、遠方での充電手段に不安が残りました。

EV未経験者からは「パワーがない」「静かすぎる」といったネガティブな印象がありましたが、実際に体験することの重要性が示唆されました。

バッテリー劣化は予想以上に少なく、7～8年経過したリユースEVでも十分使用可能であることが判明。公用車のように日中の短距離走行には、リユースEVは高い親和性を持つとされました。

また、「電欠」（EVのバッテリー切れ）に対する不安も大きいですが、警告表示後も15km以上走行可能であることが確認され、充電ステーションへ向かう余裕があることが分かりました。

今後、岸和田市とSMASは、リユースEVを資源と捉え、EVによるサーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルを目指し、連携を深めていく方針です。