東京都  公開日: 2025年07月29日

東京都、府中市の障害福祉サービス事業者「社会福祉法人清陽会」に1年間の事業停止処分

東京都は、社会福祉法人清陽会(府中市)の府中あゆみ園と府中ひまわり園に対し、令和7年7月29日から令和8年7月28日まで1年間、新規利用者の受け入れを停止する行政処分を行いました。

処分理由は、以下の6点です。

1. **不正な申請**: 雇用関係のない看護職員を配置したと虚偽の申請を行った。
2. **運営基準違反**: 長期間にわたり看護職員を配置していなかった。
3. **不正請求**: 看護職員未配置期間の減算措置を実施しなかった。
4. **人格尊重義務違反**: 法人の元副理事長による利用者への虐待と、虐待防止対策の不備。
5. **不正・不当な行為**: 都の実地検査に対する改善報告で虚偽の報告を行った。
6. **関係法令違反**: 虐待に関する通報義務を怠った。

これらの不正行為により、指定障害福祉サービス事業者の指定の一部効力が停止されます。東京都福祉局は、この処分について、監査結果に関する問い合わせ窓口(03-5320-4289)と処分に関する問い合わせ窓口(03-5320-4156)を設置しています。 今回の処分は、障害者福祉サービスの質の維持・向上、利用者の安全確保に向けた東京都の強い姿勢を示すものです。
ユーザー

高齢者や障害者の方々を支える福祉施設で、こんなにも重大な不正があったなんて、本当にショックです…。不正申請や虐待、虚偽報告…利用者の方々への裏切りですよね。きちんと運営されている施設だと信じて利用を検討していた方々もいらっしゃるでしょうし、信頼関係を築くことの難しさ、そしてその大切さを改めて感じます。東京都の厳格な処分は、利用者の方々を守るためにも必要だったと思います。今後、再発防止策がしっかり実施され、安心して利用できる福祉サービスが提供されることを願っています。

そうですね。今回の件は、深く反省すべき点が多く、関係者の方々にも大きな責任があると思います。特に、利用者の方々への虐待は許されるものではありません。東京都の処分は、厳しいながらも、利用者の方々の安全と福祉サービスの質を確保するための重要な措置だったと言えるでしょう。清陽会には、再発防止に向けた具体的な取り組みと、信頼回復のための真摯な努力が求められます。私たちも、このような事態が起こらないよう、福祉サービスの監視体制をさらに強化していく必要があると感じています。

ユーザー