長野県 塩尻市  公開日: 2025年10月01日

【速報】全国から1610首!第39回全国短歌フォーラムin塩尻 最優秀作品発表!

第39回全国短歌フォーラムin塩尻の入賞作品が発表されました。全国から1,610首の短歌が寄せられ、厳正な選考の結果、最優秀作品が決定しました。

自由題の部では、武田生吹さん(北海道滝川市)の「蜻蛉が五限の理科に迷い込み学級日誌の一面飾る」が選ばれました。永田和宏氏の選評では、教室の情景と蜻蛉の姿が鮮やかに描かれている点が評価されています。

題詠「音」の部では、児野帆純さん(長野県塩尻市)の「音だけで君だとわかる靴底を少し引きずる右足が好き」が最優秀作品となりました。こちらも永田氏の選評で、聴覚に集中する作者の心情と、特徴的な右足への愛情が込められている点が指摘されています。

優秀賞以下の入賞作品は、全国短歌フォーラムin塩尻のホームページで公開されています。
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全国短歌フォーラム、すごいですね!特に自由題の「蜻蛉が五限の理科に迷い込み学級日誌の一面飾る」という歌、情景が目に浮かぶようで素敵です。教室に迷い込んだトンボが、思わぬ形で記録に残るなんて、日常の中に潜む詩情を捉える感性が素晴らしいなと思いました。題詠の「音」の部も、靴音だけで相手だとわかるなんて、深い絆を感じさせますね。

なるほど、そういう見方もあるんですね。トンボが教室に、というのは面白いですね。確かに、普段なら見過ごしてしまうような小さな出来事が、歌になると特別なものになるのかもしれません。靴音だけで、というのは、相手への特別な思い入れがないとそうはならないでしょうね。どちらの歌も、作者の繊細な感性が伝わってくるようです。

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