【佐那河内村】「子や孫に美味しい野菜を」！有機栽培グループ「オープンファーム菜々」の情熱と工夫

佐那河内村で有機栽培に取り組む「オープンファーム菜々」は、7名のメンバーで「子や孫の世代にまで美味しい野菜を届けたい」という願いのもと活動しています。

平成25年度、村の活性化事業の一環として発足し、大学教授を招いた「土づくり」の学びや、ぼかし肥料の研修などを経て、無農薬・有機肥料での栽培を実践。毎月の定例会では、収穫時期をずらす工夫や、大根の種まきにトイレットペーパーの芯を活用するなど、メンバー同士で知恵を共有しています。

育てた野菜は直売所やイベントで販売するほか、村の学校給食にも提供。「子どもたちが『おいしい！』と言ってくれることが一番のやりがい」と語ります。

近年、徳島県知事認証の「有機栽培シール」を取得し、有機野菜としての信頼性を確立。丸井さんの畑では輪作や草の活用、梯さんの畑では地域の人々から教わった知識を活かし、それぞれが愛情と工夫を込めて野菜を育てています。

今後も有機栽培に関心のある人との交流を深め、若い世代の家庭菜園増加を願い、未来へと繋がる食の豊かさを育んでいきます。