大分県  公開日: 2025年09月25日

豊後水道沿岸:マグロに影響を与える赤潮発生情報(2022年~2025年)

2022年5月~2025年9月、豊後水道沿岸(佐伯湾、猪串湾、津久見湾、別府湾)で複数回のマグロ類に影響を与える可能性のある赤潮が発生しました。

発生時期とプランクトン、細胞密度、発生海域は以下の通りです。

* 2025年9月25日:佐伯湾、シャットネラ類、1 cells/ml(表層)
* 2024年7月16日:佐伯湾、カレニア・ミキモトイ、5,000 cells/ml(表層)
* 2024年7月4日:佐伯湾、カレニア・ミキモトイ、188 cells/ml(4m層)
* 2023年8月10日:佐伯湾、コクロデニウム・ポリクリコイデス、26 cells/ml(表層)
* 2023年6月20日:佐伯湾、コクロデニウム・ポリクリコイデス、12 cells/ml(2m層)
* 2022年8月17日:猪串湾、カレニア・ミキモトイ、シャットネラ類、158 cells/ml(10m層)、4 cells/ml(表層)
* 2022年8月5日:津久見湾、カレニア・ミキモトイ、コクロデニウム・ポリクリコイデス、30 cells/ml(表層)、8 cells/ml(2m層)
* 2022年7月27日:別府湾~津久見湾、カレニア・ミキモトイ、127 cells/ml(8m層)
* 2022年7月22日:別府湾、カレニア・ミキモトイ、108 cells/ml(表層)
* 2022年7月7日:佐伯湾、シャットネラ類、1 cells/ml(表層)
* 2022年6月30日:佐伯湾、カレニア・ミキモトイ、23 cells/ml(8m層)
* 2022年6月24日:佐伯湾、コクロデニウム・ポリクリコイデス、14 cells/ml(2m層)
* 2022年6月16日:別府湾、カレニア・ミキモトイ、ヘテロシグマ・アカシオ、168 cells/ml(表層)、30,000 cells/ml(表層)
* 2022年6月1日:別府湾、カレニア・ミキモトイ、ヘテロシグマ・アカシオ、36 cells/ml(表層)、1,175 cells/ml(表層)
* 2022年5月13日:佐伯湾、ヘテロシグマ・アカシオ、3,325 cells/ml(表層)


詳細は農林水産研究指導センター水産研究部(TEL:0972-32-2155、FAX:0972-32-2156)までお問い合わせください。
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豊後水道沿岸での赤潮発生、特に2022年から2025年にかけて複数回に渡り、カレニア・ミキモトイやヘテロシグマ・アカシオといったマグロ類に影響を与える可能性のあるプランクトンが確認されている点が気になりますね。細胞密度も、時期や場所によって大きく変動しているようで、その要因を分析することで、今後の発生予測や対策に繋がるのではないかと考えます。特に、2024年7月16日の佐伯湾におけるカレニア・ミキモトイの細胞密度(5,000 cells/ml)は、他の発生事例と比較して非常に高い数値を示しており、その時の環境条件なども詳細に調べることが重要でしょう。

ご指摘の通りですね。確かに、細胞密度や発生プランクトンの種類、発生時期、海域といった様々な要素が複雑に絡み合っていることが分かります。このデータだけでは原因究明は難しいですが、水産研究部への問い合わせで詳細な情報を得ることができれば、より正確な分析が可能になるでしょう。そして、その分析結果を基に、漁業への影響を最小限に抑えるための対策を講じることが、私たちの喫緊の課題と言えるのではないでしょうか。貴女のご指摘は、今後の対策を考える上で非常に貴重な視点を与えてくれました。ありがとうございます。

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