忘れられない3日間：宮城県中学生体験学習事業の感動と学び

令和7年7月29日から31日にかけて行われた宮城県中学生体験学習事業に参加した福島区の中学生6名が、東日本大震災の被災地を訪問し、その体験と学びを感想文に綴りました。

生徒たちは、津波警報発令という現実的な体験を通して、震災の恐ろしさを肌で感じました。門脇小学校や中浜小学校の被災遺構見学、語り部の方々からの生々しい証言は、想像をはるかに超える災害の規模と、人々の苦悩、そして復興への道のりを深く認識する機会となりました。

津波の脅威、防災対策の重要性、日々の生活の大切さ、そして大切な人との絆など、生徒たちは様々な視点から学びを得ました。中には、震災当日に家族と喧嘩したまま別れ、その後津波で家族を亡くした語り部の方の言葉に心を打たれ、日々の感謝の大切さを痛感した生徒もいました。

この体験を通して、生徒たちは防災意識の向上だけでなく、日々の生活の大切さ、そして被災地の現状と復興への取り組みを理解し、その経験を地域社会に伝えていく決意を新たにしました。 想定外の出来事への対応、複数避難場所の確保、日々のコミュニケーションの大切さなど、具体的な学びも得られました。 この体験学習は、未来を担う中学生にとって、貴重な学びの機会となったと言えるでしょう。