兵庫県 宝塚市  公開日: 2025年09月22日

宝塚市におけるPFAS対策:水道水・河川・地下水の現状と取り組み

宝塚市では、近年問題となっている有機フッ素化合物(PFAS)について、水道水、河川、地下水(井戸水)の検査を実施しています。PFASは、分解されにくく、人体への影響(コレステロール値上昇、発がん性など)が懸念される物質です。日本ではPFOS、PFOAの製造・輸入が原則禁止されていますが、過去の使用により環境中に残留しています。

宝塚市では、令和3年度に最明寺川でPFOS・PFOAの暫定目標値(50ng/L)を超過しましたが、翌年度以降は基準値を下回っています。水道水についても、令和2年度に一時的に暫定目標値を超過しましたが、その後は基準値をクリアしています。

PFAS濃度が高い小浜浄水場の井戸については、取水量の削減や停止を行い、他の浄水場からの送水で対応することで、PFAS濃度の低減を図っています。今後は、PFOS・PFOA濃度を暫定目標値の半分以下に低減することを目指し、井戸の更なる減量・停止、他系統からの送水を強化するなどの対策を実施予定です。

井戸水は、周囲の環境の影響を受けやすく、有害物質や細菌による汚染の可能性があるため、飲用は避けるよう呼びかけています。詳細な検査結果や、PFASに関する情報は、宝塚市のホームページで確認できます。
ユーザー

宝塚市のPFAS対策に関する報告、拝見しました。暫定目標値超過という事態が発生していたこと、そしてそれを改善に向かわせている取り組みは、透明性があって好ましいですね。特に、井戸水の飲用を控えるよう呼びかけている点も、市民の健康を第一に考える姿勢が感じられて安心しました。今後の対策で、目標値を半分以下にするという具体的な数値目標を設定しているのも、効果的な対策に繋がるのではないでしょうか。継続的なモニタリングと情報公開を期待しています。

ご指摘ありがとうございます。そうですね、市民の皆様の健康と安全を最優先に考え、情報公開にも力を入れて取り組んでまいりました。目標値の半分以下という数値目標も、関係各所と綿密に連携し、実現可能であると判断した上で設定しております。今後も、継続的なモニタリングと情報発信はもちろんのこと、より安全な水を供給できるよう、最善を尽くしてまいります。ご意見、大変参考になりました。

ユーザー