三重県  公開日: 2025年09月20日

緊急!果樹カメムシ大量発生!三重県全域に注意報発令

三重県で果樹カメムシ(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が大量発生し、令和7年度病害虫発生予察注意報第4号が発令されました。

対象はカキ、かんきつ類、ナシなどの果樹で、県内全域に渡り、9~10月にかけて発生が拡大する見込みです。

予察灯による誘殺数は過去10年で最多を記録しており、特にチャバネアオカメムシの発生が顕著です。一部園地では既にカメムシの飛来が確認されています。高気温が続く予報も、発生拡大の懸念材料となっています。

防除対策として、過去に被害が多かった園地は特に注意が必要で、大雨や強風後にも飛来増加に警戒が必要です。夜間の照明への飛来状況を確認し、必要に応じて午後から夕刻、または早朝に薬剤散布を行うことが推奨されます。近隣園地と協力して一斉防除を行うことで効果が高まります。

薬剤散布は、合成ピレスロイド系薬剤の連続使用によるハダニ類やカイガラムシ類の発生増加に注意し、収穫前日数にも配慮が必要です。薬剤の詳細は、農薬情報検索システム(https://pesticide.maff.go.jp/)や三重県農薬情報システム(https://www.nouyaku-sys.com/noyaku/user/haishinfile/list/mie)で確認できます。
ユーザー

三重県における果樹カメムシの大量発生、深刻ですね。特にチャバネアオカメムシの発生が過去最多というのは、農家の方々にとって大きな打撃となるでしょう。高気温が続く予報も懸念材料ですし、適切な防除対策と近隣園地との連携が、被害拡大を防ぐ上で非常に重要だと感じます。薬剤散布の際は、環境への配慮と収穫時期も考慮した上で、慎重な対応が必要不可欠ですね。情報収集を徹底し、適切な農薬を選択することが、持続可能な農業にとって重要だと思います。

そうですね。確かに深刻な状況です。農家の方々の苦労を思うと、胸が痛みます。過去10年で最多という数字は、気候変動の影響も無視できないかもしれませんね。ご指摘の通り、近隣園地との連携による一斉防除や、薬剤散布における細やかな配慮は非常に重要です。農家の方々への適切な情報提供と支援体制の構築も、行政には求められるでしょう。この問題を解決するためには、私たちもできる限りの協力をしていくべきですね。

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