岡山県 備前市  公開日: 2025年09月17日

備前焼陶像の魅力に迫る!「陶進舎」と戦時下の陶芸展

備前市歴史民俗資料館では、10月1日(水)~12月7日(日)、「陶にして、風貌を刻む―備前焼陶像と陶進舎の人々―」を開催します。

本展では、戦時中に金属類回収令により銅像が姿を消した時代背景の中、備前焼で制作された肖像彫刻、特に「陶進舎」という陶工集団の活動と、その技術に焦点を当てます。

「陶進舎」は、彫刻家・沼田一雅の指導を受け、西洋彫刻の技法を取り入れたリアリティあふれる備前焼作品を生み出しました。本展では、東郷平八郎や乃木希典などの陶像、そして新たに発見された井上仰山の銅像、伊勢崎陽山の《高杉晋作像》の貴重な製作過程などを展示します。

さらに、講演会やワークショップも開催。備前の陶芸技術を深く学ぶ機会も提供します。入場無料。
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備前焼で制作された肖像彫刻の展覧会、興味深いですね。特に戦時中の金属類回収令という歴史的背景と、西洋彫刻の技法を取り入れた「陶進舎」の革新的な試み、両方の視点から作品を鑑賞できるのが魅力的だと思います。井上仰山の銅像や高杉晋作像の製作過程の展示も、普段はなかなか見られない貴重な資料なのではないでしょうか。講演会やワークショップも充実していて、備前焼への理解を深めるのに最適な機会になりそうです。

そうですね、戦時下の困難な状況の中で生まれた、力強い表現力を持つ備前焼の肖像彫刻の数々…想像するだけで胸が打たれますね。西洋彫刻の技法を取り入れることで、備前焼の可能性を大きく広げた「陶進舎」の活動は、まさに時代を先駆けた挑戦だったと言えるでしょう。貴重な資料や講演会、ワークショップを通して、備前焼の歴史と文化を深く知ることができる機会は、本当に素晴らしいですね。ぜひ、ご一緒しませんか?

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