鳥取県伯耆町で開催された「伸びのびトークin伯耆町」では、高齢者の生きがいづくりと健康増進をテーマに活発な意見交換が行われました。

中心となったのは、旧庁舎を活用した複合施設「みぞくちテラソ」。運動スペース、軽作業スペース、カラオケルーム、セルフカフェを備え、65歳以上の高齢者を中心に、健康増進やフレイル予防、地域交流の拠点として機能しています。会員からは、トレーニングやカラオケを通して健康増進だけでなく、自己肯定感の向上や新たな出会い、将来への希望につながっているという喜びの声が聞かれました。

一方で、男性利用者の増加や、高齢者にとって重要な交通手段の確保といった課題も提起されました。

知事からは、伯耆町の高齢化対策は県全体へのモデルケースになるとの評価と、女性活躍推進への積極的な姿勢が示されました。伯耆町長も、地域住民の創意工夫と県の支援を組み合わせ、より住みやすく、楽しい町づくりを進めていく決意を表明しました。

みぞくちテラソの成功事例は、高齢化が進む地域における持続可能な地域社会づくりのヒントを示しています。高齢者の健康増進と生きがい創出、そして地域活性化の好循環が、この取り組みから生まれています。