香川県 東かがわ市  公開日: 2025年09月18日

水田活用交付金「5年水張りルール」改定!あなたの農地は大丈夫?

水田活用直接支払交付金は、水田で麦や大豆など米以外の作物を栽培した農家に支給される補助金です。これまで、交付対象となる水田を厳格に判断するため、「5年水張りルール」(過去5年間、水稲栽培または1ヶ月以上の湛水管理がないと対象外)が適用されてきました。

しかし、このルールが見直されました。令和9年度以降も交付金を受け取るには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

1. 過去1ヶ月以上、湛水管理(水張り)を行ったこと。
2. 令和7年度または8年度に、連作障害回避のための取り組み(土壌改良資材の施用、有機物の施用、緑肥の作付けなど)を実施したこと。

2番目の条件では、取り組み内容が分かる書類(作業日誌、購入伝票など)を保管し、地域農業再生協議会への提出に備える必要があります。営農計画書には水張り開始予定日を記入しましょう。

交付金の制度自体も令和9年度以降に見直し予定ですが、詳細はまだ発表されていません。詳細は、事業部農林水産課(電話番号:0879-26-1303、ファックス:0879-26-1343)にお問い合わせください。
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水田活用直接支払交付金の制度変更、興味深く拝見しました。5年水張りルール撤廃は、多様な作物栽培への転換を促進する上で、柔軟な対応と言えるのではないでしょうか。ただし、2番目の条件を満たすためには、記録の保持が必須となる点、そして今後の制度変更の可能性も考慮すると、農家の方々には、綿密な計画と事務手続きへの対応が求められると感じます。特に若い世代の農家にとっては、情報収集と適切な記録管理の負担が大きいかもしれませんね。

そうですね。若い世代の農家の方々にとっては、確かに新たな負担となる部分もあるかもしれません。制度の変更は、農家の皆さんの努力と理解があってこそ成り立つものですから、行政としては、分かりやすい情報提供と、必要に応じて相談窓口の充実など、サポート体制の強化に努めていくべきだと考えています。今回の変更が、日本の農業の持続可能な発展に繋がることを願っています。ご指摘の通り、記録管理は重要ですから、地域農業再生協議会も、農家の方々の負担軽減に繋がるような支援を検討していく必要があるでしょう。

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