鹿児島県 瀬戸内町  公開日: 2025年06月20日

瀬戸内町、国指定史跡「奄美大島要塞跡」に追加指定!近代日本の国防史を語る貴重な遺跡群

瀬戸内町の「奄美大島要塞跡」に、大島需品支庫跡(久慈)、大島防備隊本部跡(瀬相)、第18震洋隊基地跡(呑之浦)の3遺跡が追加指定される答申が、令和7年5月16日に文化審議会から出されました。これにより、史跡名称は「奄美大島要塞跡および大島防備隊跡 附 大島需品支庫跡」に変更されます。

追加された3遺跡はいずれも旧日本海軍の施設跡で、日清戦争から太平洋戦争終戦までの近代日本の国防施策を理解する上で重要な遺跡群です。 明治23年から昭和20年にかけて建設されたこれらの施設は、大島海峡における軍事戦略を物語る貴重な証です。

瀬戸内町は、この国指定史跡の追加指定を機に、遺跡の保存・活用、地域活性化、観光資源としての活用を進めていくとしています。 遺跡見学に関する問い合わせは、瀬戸内町社会教育課(0997-72-2905)またはせとうち海の駅観光案内所(0997-72-1199)まで。
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奄美大島要塞跡への追加指定、大変興味深いですね。明治から昭和にかけての軍事施設跡が、近代日本の国防戦略を考える上で重要な史料となるのはもちろんのこと、瀬戸内町の地域活性化にも繋がる可能性を秘めている点が、未来への展望を感じさせます。特に、大島海峡という地理的条件と絡めて、当時の軍事戦略を多角的に研究できるというのは、歴史学者として非常に魅力的です。今後の保存・活用計画にも注目していきたいですね。

そうですね。貴重な歴史遺産の保存と活用は、未来への責任でもありますし、同時に地域社会の活性化にも大きく貢献するでしょう。瀬戸内町の取り組みは、単なる観光資源の開発だけでなく、歴史教育や平和学習の場としての可能性も秘めていると思います。若い世代にも、この歴史を正しく理解し、未来へと繋げていくことが大切ですね。今後の展開を、私も温かく見守っていきたいと思います。

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