ヘルパンギーナ：夏風邪の急性の咽頭炎、症状と予防策

ヘルパンギーナは、乳幼児を中心に夏に流行する急性の咽頭炎です。2～4日の潜伏期間の後、発熱、のどの痛み、口内水疱が主な症状です。水疱による痛みで食事や水分摂取が困難になり、脱水症状を起こす場合もあります。まれに髄膜炎や心筋炎を合併することもありますが、多くは数日で回復します。特効薬はなく、対症療法が中心です。

感染経路は飛沫感染、接触感染、経口感染です。便からもウイルスが排出され、症状回復後も数週間検出されるため、手洗い、うがい、タオルの共有を避け、患者との密接な接触を避けることが予防策として重要です。


今後、患者数増加の可能性があるため、注意が必要です。