みずぼうそう（水痘）注意報発令！感染拡大を防ぐための対策と予防接種について

7月7日から13日までの間に、水痘（みずぼうそう）の患者報告数が1定点医療機関あたり1.39人に達し、約6年ぶりに注意報基準を超えました。水痘は水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、発熱や全身のかゆみを伴う発疹が特徴です。主に小児がかかりますが、成人や免疫不全の方などでは重症化する可能性も。空気感染、飛まつ感染、接触感染と感染力が強く、潜伏期間は約2週間です。

予防には、こまめな手洗い、咳エチケットに加え、タオルの共有を避け、水疱に触れた後の手洗いが重要です。しかし、空気感染するため、これだけでは十分ではありません。最も効果的な予防策は予防接種です。2014年10月から水痘は定期予防接種となり、生後12ヶ月から36ヶ月の子どもは2回接種が推奨されています。未接種の方は、お住まいの市町村に問い合わせて、予防接種を受けましょう。

今回の注意報発令を受け、お子さんのいるご家庭や、免疫に不安のある方は、改めて感染対策と予防接種の重要性を認識し、適切な対応を取ることをお勧めします。 水痘の症状や感染経路、予防方法に関する詳しい情報は、厚生労働省のウェブサイトもご参照ください。