新潟県で今夏初の熱中症による死亡事故が発生しました。80代男性が早朝畑仕事中に亡くなったこの事故を受け、県は熱中症予防の徹底を呼びかけています。熱中症は猛暑日だけでなく、気温が急に上昇した日や、高齢者など暑さへの耐性が低い人が特に危険です。

熱中症は、高温多湿で体内の水分・塩分バランスが崩れることで起こり、適切な予防で防げます。予防策としては、暑さを避ける（日陰を歩く、帽子をかぶる、エアコンを使用するなど）、服装を工夫する（吸汗速乾素材の着用など）、こまめな水分補給（のどが渇く前に！アルコールは逆効果）、そして、急に暑くなる日への注意が重要です。高齢者は暑さを感じにくいので、家族の見守りも不可欠です。

熱中症の症状は、軽度（めまい、筋肉痛など）、中等度（頭痛、吐き気など）、重度（意識不明、けいれんなど）と段階があり、症状に応じて応急処置（涼しい場所への避難、冷却、水分補給）を行い、必要に応じて救急車を呼びましょう。

環境省と気象庁は「熱中症警戒アラート」を発表しており、危険度が高い日は外出を控え、エアコンを使用するなど、予防行動を積極的に取るべきです。 県内にはクーリングシェルターなども設置されているので、活用しましょう。 熱中症は予防可能な病気です。一人ひとりが注意を払い、安全な夏を過ごしましょう。