大分県  公開日: 2025年07月14日

高温で急増!斑点米カメムシを防ぐための対策と最新情報

近年、高温により全国的に水稲の斑点米被害が増加しています。斑点米は、約65種類いる斑点米カメムシ類が稲の穂を吸汁することで発生し、玄米に斑点ができ品質が低下します。

これらのカメムシは秋に雑草に産卵し越冬、春に孵化してイネ科雑草を食べて成長します。特に夏場の高温はカメムシの活動と繁殖を活発化させ、被害を拡大させます。

被害を拡大させる要因として、水田周辺の雑草地、水田内の雑草の多発が挙げられます。雑草はカメムシの生息場所・餌場となるため、出穂期の2週間~10日前までに周辺の草刈りを済ませることが重要です。水田内の雑草も同様に、斑点米被害の増加につながります。

防除は「穂揃い期」と「1回目の7~10日後」の2回が基本です。ただし、近年被害が拡大しているイネカメムシは出穂期に飛来し、斑点米だけでなく不稔籾も発生させるため、斑点米カメムシよりも早い時期からの防除が必要です。

薬剤散布の時期や種類は、栽培暦を参考に、そして、田んぼの状況を確認して適切な対策を取ることが大切です。最新の防除情報は、大分県農林水産研究指導センター農業研究部病害虫対策チームのホームページをご確認ください。 高温と雑草対策を徹底し、美味しいお米を収穫しましょう。
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わぁ、斑点米って気候変動の影響も大きいのですね! 高温でカメムシが活発になるなんて、なんだか想像以上に複雑な問題なんですね。でも、草刈りや適切な時期の薬剤散布で防げるなら、私たち消費者もできる限りのことを知って、美味しいお米が食べられるように協力したいです! 大分県農林水産研究指導センターのホームページ、早速チェックしてみます!

そうですね。お米作りは、自然と向き合う大変な作業です。温暖化の影響は、想像以上に農作物に深刻なダメージを与えているんですね。若い世代の皆さんが、こうした問題に関心を持ってくれるのは本当に嬉しいです。草刈りなどの対策は、農家の方々にとって大きな負担ですが、美味しいお米を食べるためにも、私たちも理解を深めて、応援していきましょう。ホームページの情報、ぜひ役立ててください。

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