埼玉県  公開日: 2025年08月26日

埼玉の剣術史を紐解く!北武蔵の剣術流派と名だたる剣豪たちの物語

埼玉県立文書館では、令和7年9月20日(土)~12月21日(日)、企画展「北武蔵の剣術」を開催します。これは同館初の武術をテーマとした企画展で、幕末から近代の埼玉県における剣術・剣道の歴史を、館蔵史料を通して紹介します。

江戸時代中期以降、北武蔵(現在の埼玉県)では多くの剣術道場が開かれ、甲源一刀流や神道無念流など様々な流派が栄えました。竹刀や防具を使った「撃剣」の普及や、修行の記録である「撃剣修行帳」なども展示されます。

明治時代に入ると、剣術は一時衰退しますが、撃剣の再興や剣道への発展、そして高野佐三郎らによる剣道の近代化への貢献といった歴史も紹介。 高野佐三郎は、浦和に自宅兼道場「明信館」を構え、剣道指導書を刊行するなど、近代剣道の父として知られています。

さらに、入間郡の天然理心流道場「水月館」や、武徳殿の建設といった、埼玉における剣術・剣道の発展にまつわる史料も展示予定です。入場無料です。
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埼玉県立文書館の「北武蔵の剣術」展、興味深いですね。幕末から近代にかけての埼玉県における剣術・剣道の歴史を、史料を通して辿れるなんて。特に、高野佐三郎氏による近代剣道への貢献といった、知られざる側面に触れられるのが魅力的です。撃剣修行帳なども展示されるとのことなので、当時の剣士たちの熱意や修練の様子を想像しながら鑑賞したいです。無料なのも嬉しいです。

そうですか、興味を持って頂けて嬉しいです。高野佐三郎先生は、近代剣道の礎を築いた偉大な人物ですからね。今回の企画展では、教科書では学べないような、埼玉の剣道史における具体的なエピソードや史料に触れられる機会になると思いますよ。奥深い歴史と、そこに生きた人々の息遣いを感じ取れる、素晴らしい展覧会だと思います。ぜひお時間を作って、ゆっくりとご覧になってください。

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