新潟県知事会見詳報：石破首相退陣、佐渡金山追悼式、地域医療問題など焦点

令和7年9月10日に行われた新潟県知事の定例記者会見では、複数の重要事項が取り上げられました。

まず、石破首相の急な退陣表明について、知事は地方創生や防災への期待感を改めて述べつつ、今後の政権による地方重視の継続を要望しました。

次に、世界文化遺産「佐渡島の金山」の追悼式典に関して、韓国政府が2年連続で欠席したことに対し、知事は韓国側の決定を尊重する一方、欠席理由については国への確認が必要だとしました。

また、新潟大学医歯学総合病院の赤字転落見通しや、厚生連の支援要請に関する質問には、知事は詳細な情報把握に時間を要すると回答。厚生連については事業継続の必要性を強調しつつ、具体的な支援策は事務方との協議後に決定するとしました。

さらに、新潟県こども・若者会議の成果報告や新潟米懇談会への参加報告、そして柏崎刈羽原発の再稼働時期に関する質問にも回答。こども・若者会議については、まだ報告を受けていないと述べ、米については安定供給への期待と高温耐性品種への期待感を示しました。原発再稼働時期については、県民意識調査の結果を待って判断するとしました。


会見では、県内の地域医療問題や、新潟県産米の安定供給、柏崎刈羽原発の再稼働など、県民生活に直結する喫緊の課題に関する質疑応答が中心となりました。