沖縄で急性出血性結膜炎警報発令！症状・感染経路・予防策を徹底解説

沖縄県那覇市保健所は、急性出血性結膜炎の警報を発令しました。この病気は、エンテロウイルス70またはコクサッキーウイルスA24変異株が原因で、年齢を問わず発症しますが、特に1～4歳の子どもに多いです。

主な症状は、強い目の痛み、異物感、まぶしさ、結膜の充血（特に結膜下出血）、まぶたの腫れ、目やになどです。潜伏期間は1～2日で、症状は約1週間続きますが、まれに後遺症として運動麻痺が起こる可能性があります。

感染経路は、主に接触感染です。タオルやハンカチの共有、患者が触れた物の接触などによって感染が広がります。

有効な抗ウイルス薬はないため、対症療法が中心です。予防には、流水と石鹸による手洗い、タオルなどの共用を避けることが重要です。ウイルス除去には煮沸消毒や次亜塩素酸ナトリウムが有効です。

学校保健安全法では第3種感染症に指定され、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止となります。 ご不明な点は、那覇市保健所保健総務課感染症グループ（098-853-7972）までお問い合わせください。