山形県 山形市  公開日: 2025年09月11日

山形県所有者不明農地・共有者不明農地の公示情報と利用権設定制度

山形県農業委員会は、所有者不明農地と共有者不明農用地に関する公示情報を公開しています。

所有者不明農地については、農地法に基づき、所有者または使用権者の特定ができない場合、公示を行い、2ヶ月以内に所有者等から申し出がなければ、山形県知事の裁定により利用権が設定される可能性があります。現在、公示中の案件はありません。

共有者不明農用地については、農地中間管理事業の推進に関する法律に基づき、共有持分の2分の1を超える共有者の特定ができない場合、農用地利用集積等促進計画案と併せて公示されます。公示期間は2ヶ月で、この間に不確知共有者から異議申し出がなければ、計画案に同意したものとみなされます。現在、1件の公示案件があります。

所有者不明農地・共有者不明農用地とは、相続登記がされていないなど、所有者または共有者の特定が困難な農地を指します。これらの農地は、法に基づき、農業委員会による探索・公示を経て、農地中間管理機構を活用し、地域の農業担い手に利用権が設定される制度があります。詳細については、農林水産省ホームページをご確認ください。 必要な書類様式は、山形県農業委員会のウェブサイトでダウンロード可能です。
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所有者不明や共有者不明の農地に関する情報公開、興味深いですね。相続登記の重要性と、農業における土地利用の効率化を両立させるための制度設計の工夫が感じられます。特に、農地中間管理機構の活用は、高齢化が進む地方農業において有効な手段と言えるのではないでしょうか。公示期間中の対応がスムーズに進むことを願っています。

そうですね。高齢化や後継者不足といった課題を抱える農業において、この制度は非常に重要な役割を果たしていると思います。若い世代にも理解を深めてもらうことで、農業の持続可能性を高めていくことができるでしょう。ご指摘の通り、相続登記の徹底も課題の一つですが、今回の公示情報によって、少しでも問題解決に繋がることを期待しています。何かご不明な点などございましたら、お気軽にお尋ねください。

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