パリ五輪銅メダリスト尾﨑世梨選手インタビュー：リザーブから掴んだ勝利と未来への展望

パリ五輪フェンシング団体で銅メダルを獲得した尾﨑世梨選手（ミキハウス）へのインタビューを要約します。

リザーブ選手として出場した尾﨑選手は、選手村には滞在せず近くのホテルに宿泊。チームメイトと積極的にコミュニケーションを取り、団体戦での勝利に貢献しました。試合ではピンチを救う役割を担い、「常に0対0」を意識し、声を出してチームを鼓舞する戦略で臨みました。技術面では、サーブル種目の速い展開に対応するため、瞬時の判断と集中力を重視。迷いをなくすために、練習で技術を磨き、試合中は自分のやるべきことに集中することを心掛けています。

日本のフェンシングレベル向上については、海外コーチの存在や長年の地道な努力の積み重ねが要因だと分析。海外遠征では時差ぼけや食事に苦労するものの、レトルト食品などを持ち込むことで対応しています。

フェンシングを始めたきっかけは、中学生時に空手とチアダンスの部活動がなく、体験でフェンシングの楽しさを知ったこと。オリンピック種目であることも魅力でした。練習はナショナルトレーニングセンターで行い、モチベーション維持には明確な目標設定と成功体験の想像が有効だと語っています。

学生時代と社会人生活の変化は、責任感の増大と、フェンシングに集中できる環境の継続。ミキハウス入社は、多くのアスリートを支援する同社の姿勢に共感したためです。オフ日は、自宅でリラックスしたり、友人と食事を楽しんだりして過ごしています。

今後の目標は、ロサンゼルス五輪で個人・団体ともに金メダル獲得です。