青森県地域医療構想調整会議は、医療法に基づき平成28年8月2日に設置された会議体です。郡市医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、保険者協議会、病院（精神単科病院を除く）、介護事業者団体、市町村など、地域医療に関わる多様な関係者から構成されています。

会議の目的は、病床機能報告などの情報共有を通じて、地域の医療提供体制の現状と将来像を関係者間で共有し、地域医療構想の実現に向けた協議を行うことです。必要に応じて専門部会も設置されます。

会議は、津軽、八戸、青森、西北五、上十三、下北の6地域を対象に、令和5年度から令和7年度にかけて、オンラインまたは書面開催されています。各地域で病床機能報告、外来医療計画に基づく医療機器の共同利用計画、地域医療介護総合確保基金を活用した補助制度などが議題として取り上げられています。

近年は、令和6年度の病床機能報告を基に各地域の医療提供体制の現状把握と協議が行われ、意見聴取も実施されています。会議資料や議事録は、会議のホームページ等で公開されており、地域医療に関心のある方にとって貴重な情報源となっています。 青森県の地域医療の現状と未来への取り組みを知る上で、この会議の活動は重要な役割を担っています。