青森県発注工事における働き方改革：週休2日制推進と快適な現場環境づくり

青森県は、県発注工事における働き方改革を推進しています。建設業の労働時間の長さや厳しい労働環境の改善を目指し、週休2日制の普及に力を入れています。平成29年6月から、県発注工事で週休2日を確保するための費用を計上する「発注者指定型」を採用。4週8休以上の現場閉所を義務付け、総合評価落札方式で加点評価するなど、積極的な取り組みを行っています。令和5年10月からは、週休2日の質的向上に向けた配慮事項も設定されました。

さらに、快適な現場環境づくりとして、現場環境改善費の計上や快適トイレ設置費用の補助も行っています。現場事務所へのエアコン設置や熱中症対策、環境負荷低減など、多様な改善に取り組んでいます。

業務効率化のため、情報共有システムの利用を促進し、インターネットを活用した書類の回覧・電子決裁を実現。施工検査なども遠隔臨場で行うことで、業務の効率化を図っています。また、「ウィークリースタンス」「ワンデーレスポンス」といった施策で、受注者の長時間労働や休日出勤を削減する支援も行っています。 これらの取り組みを通じて、青森県は建設現場の働き方改革を推進し、インフラ整備の担い手を確保することに努めています。詳細な実施要領などは、県ホームページを参照ください。