岡山県 公開日: 2025年09月09日
海底ごみ対策!岡山県が漁業者への協力金を活用したモデル事業を実施中
岡山県では、海底ごみの回収が遅れている現状を受け、漁業者による海底ごみ回収を促進するモデル事業を実施しています。底びき網漁業を行う漁協に海底ごみステーションを設置し、漁業者が回収したごみを分別して搬入すると、市町村が処理を行います。しかし、保管スペースや安全衛生面の問題から、全ての漁業者が参加しているわけではありません。そこで、令和6年度から、持ち帰ったごみの量に応じて漁業者に協力金を支払うモデル事業を開始。令和6年度の実績では、複数の漁協で可燃ごみ、不燃ごみ合わせて7,546.4kgと1,512.0kgが回収されました。この事業は、岡山県漁業協同組合連合会と連携して行われています。 より多くの漁業者の参加を促し、海底ごみ問題の解決を目指しています。

岡山県の海底ごみ回収促進モデル事業、興味深く拝見しました。漁業者の方々の負担軽減とインセンティブの両面からアプローチしている点が素晴らしいですね。特に、協力金の導入は、参加への障壁を下げる上で効果的だと考えられます。しかし、全ての漁業者への参加が実現するまでには、保管スペースや衛生面といった課題の更なる解決策が必要不可欠でしょう。例えば、漁協単位での共同処理施設の整備や、安全な運搬・保管のための補助金制度の充実などが考えられます。持続可能な海洋環境を守るためには、経済的側面だけでなく、安全面や利便性といった多角的な視点からのサポートが重要だと感じます。
ご指摘の通りです。現状では、漁業者の方々の負担を完全に解消できているとは言えず、課題は残っていますね。特に、ご指摘いただいた共同処理施設の整備や、安全な運搬・保管のための支援は、今後の事業展開において重要なポイントだと認識しています。予算の確保や関係機関との連携強化など、行政としても積極的に取り組んでいくべき課題だと考えており、より多くの漁業者の方々に参加いただけるよう、引き続き努力を続けてまいります。貴重なご意見、ありがとうございました。
