三重県は、6月19日付で「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の区域指定拡大を国から承認されました。これにより、特区に参画する県内事業者は29社に増加しました。新たに指定を受けたのは、桑名精工株式会社（桑名市）、株式会社トピア（鈴鹿市）、株式会社フジ技研（いなべ市）の3社です。

今回の区域指定拡大によって、参入企業は総合特別区域法に基づく規制の特例措置や、税制・金融・財政上の支援措置を活用できるようになります。これは、航空宇宙産業における競争力強化と、地域経済の活性化に大きく貢献すると期待されています。

三重県は平成25年10月に初めてこの特区の指定を受け、以来、航空宇宙産業の集積に力を入れてきました。今回の拡大は、その取り組みの成果であり、アジアNo.1の航空宇宙産業クラスター形成に向けた大きな一歩となります。 既に参入している企業は、津市、四日市市、伊勢市、松阪市、桑名市、鈴鹿市、亀山市、いなべ市、伊賀市、木曽岬町、東員町に拠点を置く26社です。 これらの企業と新たに参入した3社が連携することで、更なる技術革新と雇用創出が期待されます。 三重県は、今後も関係各機関と連携し、アジアNo.1航空宇宙産業クラスターの実現に向けて、積極的な取り組みを推進していく予定です。