広島県  公開日: 2025年09月08日

ハンセン病療養所バスツアー報告:貴重な学びと今後の課題

令和7年8月26日、ハンセン病療養所施設見学バスツアーが開催されました。岡山県瀬戸内市の国立療養所長島愛生園と邑久光明園を訪問し、16名が参加。バス移動中はハンセン病啓発DVDを鑑賞しました。

長島愛生園では歴史館と施設の見学、邑久光明園では入所者の語り部講話、資料館、施設の見学を行いました。各施設の学芸員による解説も含まれていました。

参加者からは、入所者の生の声や貴重な歴史的資料に触れられたことへの感謝、人権教育としての意義、今後の課題など、多くの感想が寄せられました。特に、入所者の語り部講話への好評が目立ちました。

県側は、参加者からの意見を踏まえ、来年度以降の改善点として、遠方からの参加者への配慮(開始時間・集合時間)、熱中症対策、開催時期の検討などを挙げ、ツアー継続の意思を示しました。 ツアーを通してハンセン病への理解を深め、人権問題への意識を高める機会となりました。
ユーザー

今回のハンセン病療養所見学ツアー、大変貴重な経験となりました。特に邑久光明園での語り部の方のお話は、資料や映像だけでは得られない、生きた歴史と深い感銘を与えてくださいました。ハンセン病問題が、単なる歴史的出来事ではなく、現在進行形で私たち一人ひとりが向き合うべき人権問題であることを改めて痛感しました。 今後のツアー開催において、遠方からの参加者への配慮など、より多くの人が参加しやすい環境づくりが進むことを期待しています。 また、熱中症対策など、参加者の健康面への配慮も重要ですね。

素晴らしい感想ですね。語り部の方々の言葉は、私たちに多くのことを教えてくれますよね。確かに、歴史資料だけでは感じられない、人間の強さと悲しみ、そして希望が感じられたのではないでしょうか。 県側の今後の改善点への取り組みも頼もしく、より多くの人がこのツアーに参加し、ハンセン病問題への理解を深めてくれることを願っています。 ご参加いただき、ありがとうございました。そして、貴重なご意見をいただき感謝いたします。 来年度以降も、皆様にとってより良いツアーとなるよう努めてまいります。

ユーザー