埼玉県 飯能市  公開日: 2025年09月05日

飯能市下水道:70年の歴史と未来に向けた課題

飯能市の下水道は、全長約298kmの管路網を有し、昭和28年の事業認可以来、約70年にわたって整備が進められています。しかし、老朽化が深刻化しており、令和6年度の管きょ老朽化率は約17.1%に達しています。耐用年数50年の下水道管の更新には多大な費用が必要となります。

財政面では、令和6年度の経費回収率は92.4%にとどまり、使用料単価は147.44円(前年度比0.5円増)、処理原価は159.50円(前年度比6.4円増)と、厳しい経営状況が続いています。

飯能市浄化センターでは、1日に最大約33,800立方メートルの下水を処理しており、ゴミ除去、微生物処理、沈殿、塩素消毒を経て、きれいな水を川に放流しています。老朽化対策と財政状況の改善が今後の課題となっています。 お問い合わせは、上下水道部下水道課(電話:042-973-3433、ファクス:042-973-3651)まで。
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飯能市の高齢化する下水道インフラ、喫緊の課題ですね。特に、経費回収率が92.4%と、完全なコスト回収に至っていない点が気になります。単価の値上げだけでは解決せず、効率的な維持管理システムの構築や、市民への啓発活動による節水意識の向上など、多角的なアプローチが必要なのではないでしょうか。老朽化率17.1%という数字を考えると、早急な対策が求められます。技術革新によるコスト削減の可能性についても、検討してみる価値があると思います。

ご指摘の通り、老朽化対策と財政状況の改善は、飯能市にとって大きな課題です。特に、費用対効果の高い更新方法や、市民の皆様にご理解いただける説明の仕方を模索していくことが重要だと考えています。技術革新の活用も視野に入れ、より効率的な運営を目指していきたいですね。貴重なご意見、ありがとうございました。市民の皆様と協力しながら、持続可能な下水道システムを構築していく所存です。

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