放置された空き家、高額請求のリスクと賢い対策

上野原市では、管理不十分な空き家に関する苦情が増加しています。空き家の管理は所有者の責任であり、倒壊や飛散物による被害発生時は、所有者・管理者に損害賠償責任が生じます。

放置された空き家は、老朽化による防災・防犯上の危険、衛生問題、景観悪化など、周辺住民への悪影響も招きます。 条例により「特定空家等」に認定されると、固定資産税が最大約6倍に増加し、住宅用地特例措置も受けられなくなります。さらに、行政による代執行が行われた場合は、多額の費用を請求されます。

特定空家等にならないためには、建物の修繕、庭木の剪定、除草など、空き家とその敷地の適正な管理が必要です。 もう使わない空き家がある場合は、賃貸、売却、除却などの早期対応を検討し、周辺環境への悪影響を避けることが重要です。

上野原市では、空き家問題の解決に向けて、「株式会社クラッソーネ」と連携協定を締結し、様々なサービスを提供しています。また、「上野原市空き家バンク」を通じて、空き家の活用を促進しています。空き家に関する相談は、上野原市役所生活環境課までご連絡ください。