固定資産税を徹底解説！土地・家屋・償却資産の税額計算から申告方法まで

固定資産税は、毎年1月1日時点で土地、家屋、償却資産を所有する人が納める税金です。税額は、それぞれの固定資産の価格を基に算出され、税率は1.4％です。土地、家屋、償却資産それぞれに免税点が設定されています。

土地の評価は地目（宅地、田畑など）に基づく評価方法で決定され、家屋の評価は、再建築費、経年減点補正率、物価水準などを考慮して算出されます。

償却資産（土地・家屋以外の事業用資産）の所有者は、毎年1月1日現在の状況を申告する必要があります。申告はeLTAXによる電子申告または申告書による提出が可能です。申告期限は毎年1月末日です。

固定資産税の評価替えは3年に1度行われ、土地・家屋の価格の見直しが行われます。ただし、地価の下落などにより、それ以外の年度でも価格修正が行われる場合があります。

納税義務者には、固定資産税課税台帳の閲覧や、土地・家屋価格等縦覧帳簿による価格の確認（縦覧）制度が利用できます。

土地や家屋の売却後も、1月1日時点の所有者に課税されます。税額の上昇は、負担水準の均衡化措置による場合や、住宅の解体による特例適用除外など様々な要因が考えられます。住宅の新築後、一定期間は税額軽減措置が適用されます。