東京都 葛飾区  公開日: 2025年09月04日

葛飾区の工事請負契約:物価高騰対策のスライド条項適用について

葛飾区は、物価上昇による工事費高騰に対応するため、工事請負契約約款におけるスライド条項を適用しています。

具体的には、労務単価上昇を反映する「全体スライド条項」(約款第24条1~4項)と、資材価格高騰に対応する「単品スライド条項」(同条5項)の2種類があります。

「全体スライド条項」は令和2年4月に、賃金変動への対応を定めた「インフレスライド条項」(同条6項)は平成26年2月に運用開始されました。 「単品スライド条項」は、鋼材や原油価格高騰を受け平成20年9月16日から適用され、令和4年12月に見直しが行われています。

これらの条項適用により契約金額が変更された場合は、下請け業者への契約金額見直しや、労務者への賃金引上げへの対応を求めています。 詳細は、葛飾区のウェブサイトに掲載されている添付ファイル(PDF)を参照ください。 お問い合わせは葛飾区役所契約管財課契約係まで。
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葛飾区の物価高騰対策としてのスライド条項導入、大変興味深いですね。特に、下請け業者への契約金額見直しや労務者への賃金引上げへの対応まで考慮されている点が、行政の責任ある姿勢を感じさせます。単品スライド条項の見直し履歴なども公開されているのは、透明性が高く評価できます。ただし、この対策の効果測定や、今後の物価変動への対応策についても、継続的な情報公開を期待したいですね。

ご指摘の通りです。葛飾区としても、物価高騰は深刻な問題と捉えており、今回のスライド条項の導入は、関係者への影響を最小限に抑えるための苦渋の決断でした。効果測定については、今後の課題としてしっかりと取り組んでまいります。また、物価変動は予測が難しく、常に状況を注視し、必要に応じて条項の見直しなども検討していく必要があります。貴重なご意見、誠にありがとうございました。

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