リンゴ病（伝染性紅斑）が流行中！子どもの発疹、妊婦さんは要注意！

福井県で伝染性紅斑（リンゴ病）の患者報告数が例年より増加しており、注意喚起が行われています。小児を中心に増加しており、手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染対策が重要です。

リンゴ病はヒトパルボウイルスB19による感染症で、両頬が赤くなるのが特徴です。潜伏期間は約10～20日。微熱や風邪症状の後、頬に蝶形の発疹が現れ、その後体や手足に広がりますが、1週間程度で消失します。成人では関節痛を伴う場合もあります。発疹出現前のかぜ症状時に感染力が最も強く、発疹が出ると感染力はほぼ消失します。

妊娠中の女性が感染すると、胎児水腫や流産のリスクがあるため注意が必要です。妊娠中または妊娠の可能性がある方は、熱や倦怠感、発疹などの症状が出た場合は医療機関に相談しましょう。また、周囲に感染者がいる場合も医師に相談することを推奨します。

小児と接する機会が多い方や、家族に感染者がいる方は、特に注意し、風邪症状のある方との接触を避け、手洗い、マスク着用などの感染予防対策を徹底しましょう。