鳥取県知事会見詳報：万博レガシー、防災対策強化、人権条例改正など喫緊の課題に迫る！

2025年9月2日に行われた鳥取県知事定例記者会見では、大阪・関西万博終盤における鳥取県ゾーンの成果と今後のレガシー継承、9月補正予算（11億5000万円）の編成、鳥取県西部地震から25年を踏まえた防災対策の強化、情報的健康とっとりプロジェクトの本格始動、人権尊重の社会づくり条例の改正検討などが主な議題となりました。

万博については、鳥取ゾーンへの来場者満足度が高く、終了後もヨルダンの赤い砂を県内で展示するなどレガシー事業を展開する方針が示されました。また、来場者への感謝を込めて砂のプレゼントキャンペーンを実施するとのことです。

防災対策では、災害中間支援組織の設置、避難所環境改善のための協定締結、防災訓練の実施などが発表されました。

情報的健康プロジェクトでは、インターネット上の虚偽情報や誹謗中傷への対策として、ゲーム型ワークショップや全国フォーラムの開催などが予定されています。また、人権尊重の社会づくり条例改正に向けた検討も開始され、SNS等における差別や誹謗中傷への対策強化が示唆されました。

その他、米価高騰への対応、観光キャンペーンの展開、台湾への認知症予防プログラム普及など、様々な政策についても説明がありました。 会見では、自民党の動向や、他県のスマホ制限条例、関西電力の原発立地県への支援などについても質問が寄せられ、知事の見解が述べられました。