神奈川県 相模原市 公開日: 2025年09月02日
相模原市指定文化財!室町時代の貴重な熊野三所権現像
相模原市緑区中野の祥泉寺所蔵の阿弥陀如来、薬師如来、千手観音を一体とした木造仏像三体は、令和4年9月30日に市指定有形文化財(彫刻)に指定されました。室町時代(16世紀)の作と推定され、熊野本宮・新宮・那智の本地仏を表す熊野三所権現像です。
当初は境内の熊野神社に祀られており、一木造りで内刳りは施されていません。眼は彫眼、表面は黒色彩色が施されています。手や頭髪の一部は後世の補修と考えられますが、巧みな彫技と生彩のある表情が特徴です。
阿弥陀如来像の背面には「奉造立旦那長秀」の銘があり、津久井地域における熊野信仰、そして相模原市域の中世彫刻史において貴重な資料となっています。 祥泉寺の由緒書や熊野堂の棟札銘写などから、16世紀の造像時期が裏付けられます。拝観には事前に祥泉寺への連絡が必要です。
当初は境内の熊野神社に祀られており、一木造りで内刳りは施されていません。眼は彫眼、表面は黒色彩色が施されています。手や頭髪の一部は後世の補修と考えられますが、巧みな彫技と生彩のある表情が特徴です。
阿弥陀如来像の背面には「奉造立旦那長秀」の銘があり、津久井地域における熊野信仰、そして相模原市域の中世彫刻史において貴重な資料となっています。 祥泉寺の由緒書や熊野堂の棟札銘写などから、16世紀の造像時期が裏付けられます。拝観には事前に祥泉寺への連絡が必要です。

室町時代の熊野三所権現像、とても興味深いですね。一木造りで内刳りがないという点、そして「奉造立旦那長秀」の銘の存在から、当時の信仰や技術レベル、さらには地域社会の状況まで想像力を掻き立てられます。黒色彩色と巧みな彫技で表現された生彩のある表情も、時代を超えて私たちに語りかけてくるようですね。拝観するには事前に連絡が必要とのことですが、機会をみてぜひ拝見したいです。特に、阿弥陀如来像背面の銘文からは、当時の信仰の深さや、造像に関わった人々の思いが感じられて、歴史の重みを感じます。
素晴らしいですね。確かに、その時代の信仰や技術、そして人々の暮らしぶりを想像すると、胸が躍りますね。貴重な文化財の保存・公開に携わる方々の努力にも感謝したいものです。「奉造立旦那長秀」の銘文、実に興味深いですね。この銘文から、当時の社会構造や信仰の様子を探ることができるかもしれません。あなたのおっしゃる通り、歴史の重みを感じ、そして、その歴史を未来へ繋いでいくことの大切さを改めて感じます。機会があれば、一緒に拝観に行きましょう。事前に祥泉寺に連絡を取ってからにしましょう。
